映画『幸せの経済学』

急にこの映画が気になって調べたところ、スポットで翌日上映会があるという・・・調度お休みの日の6時45分からである。これは行かねば!と見て参りましたよ。監督のヘレナ・ノーバーグ=ホッジさんは、世界に『ローカリゼーション』運動活動されています。ローカリゼーションとはグローバリゼーションの反対語。なので始めはグローバリゼーションとは何か?の勉強から入ります。まず、チベットのラダックという村の例を挙げます。ラダックは自然に囲まれ、素晴らしい地域文化もあり、殆どが農民です。皆、助け合い、当然失業者など居ず、家を持ち、食べ物も不自由していません。そこに、他国から「支援」という名の下に参入し、道路をつくり町をつくり、市場をつくるのです。市場をつくるという事は、世界の製品の売り場を増やす事でもあります。そして,知らなかった世界を知ることになり、比べるという感情がおこり競争社会に巻き込まれていくのだそうです。競争社会からあぶれた人々は職を失い、精神を病み、地域社会文化の喪失からアイデンティティまでも失います。資本主義経済は経済成長あってこそ、成り立ちます。ってことは、ドンドン作ってドンドン売らなくてはなりません。みなさんも薄々感じていると思いますが、もう限界に達してます。また、グローバリゼーション的な考えは、大企業が利益を上げないと裾野まで潤わないということです。この考え方を変えるのが『ローカリゼーション』です。つまりは、地域社会を循環するお金の使い方を考えて購入するという事です。これは私達1人1人ができる事。そしてこれからはGDPではなくGNH(国民総幸福)を基準に考えられる世界つくりしていく時代になっていくでしょう!!
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by harico_couture | 2011-07-27 10:31

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