着物リメイク・ボタンいっぱいのチュニック

スタイルbookを片手に「これとこれをミックスして、袖はこんな感じ・・・」いつもharicoの打ち合わせは、簡単に終わってしまう。私の後でなんとかなる精神は、時に裏にでたり表に出たりするのだけど、なんとか形にする。彫刻も絵画も終わりがない。洋服作りも終わりがない。着る人が納得して下されば「これで終わり!」となる。今回も、ボタンをもっと増やそう!!と受け取りにみえたお客様と盛り上がってつけた。なんか、いいよね。こういうの。型にハマってないっていうか。haricoだからできる事だよね(笑)
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haricoのひとりごと・・・『本屋』毎年8月は魂が抜ける。肉体と魂の接着剤が剥がれる。そんな私が縋るのは、本と子供の存在のみ。もぬけの殻になった私の肉体が運ばれたのは、とある小さな書店であった。以前ここに立ち寄ったら、妙にフィットした覚えがある。うちの店より少し大きいくらいの本屋だから、限られたスペースだ。中央の180×90センチ位の本棚だろうか。私は目が釘付けになった。どの本も欲しいから。。。こんなことまず無い事。この際お財布事情は後回し。片っ端からかいつまんで読んでいった。この感動は、女子が雑貨屋さんに行って「わ〜〜〜〜、どれも欲しい!!」っつう感動と酷似している。「いったいここの店長はどんな人なんだ!!話したい!!友達になりたい!!」と変なおばさんになりそうな私を押し殺し、3冊買った。不思議だが2,3日前に夢の中に一休法師が出てきた。黒い一休法師の像に抱きつき泣いている私が居た。気になっていたその一休の本がその棚に置いてあった。「これ!!」と思ったのが今の私にピッタリ合った。私は感動した文章が載ってたら、ページの片方を折る。この本においては、驚くべき数の折りができた。・・ある夏の不思議でした。
by harico_couture | 2011-08-29 13:59

haricoのつぶやき


by harico couture(ハリコ・クチュール)