着物リメイク・Paris Vネックチュニック2.3

こちらも超可愛いウール着物。私、基本的に「売れ残ったら自分で着る」ってスタンスで作っとります。笑。好き過ぎると「売れないで〜」って念が強くてホントに売れ残る。そして着ると「いいな〜、それ」とお客さんに言われる。よく服屋さんの店員さんがお店の商品を着ていると、よく見えてついつい手に取る。それと同じか・・・でもharicoには同じモノは2つとないのだ!!
そんなことで「私が着たい服」を作ってるようなものなので(いいのか!それで!)Parisの展示会の作品がズラ〜ッと並び出すと、自分のクローゼットのような気分になって嬉しくなるのだ。いかん「売れないで〜」って念が出ている〜〜〜。。。。。。
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haricoのひとりごと・・・『会社』いつも行く資材屋さんの担当のTさん、定年間近。日本の産業のいい時も悪い時もご経験されてて、何かのきっかけで「語り」が始る。Tさん曰く会社とは「家族の一員」になる事だったらしい。この「会社においての家族意識」は日本の特徴なのかもしれない。会社という形態は江戸時代末期からです。その前は奉公する、つまり寝起きを共にし、同じ釜のメシを喰う関係。社長を「親方」と呼び上司を「兄」と呼ぶ。昭和までは辛うじてこの関係性は消えなかった。Tさんも寮に入り同僚や部下とプライベートでも一緒に過ごし、「楽しかった」と沁み沁み語った。私に至ってもこの名残を経験している。家族経営の会社に入ったからもあるが、「娘」のように育ててもらった。
しかし時代は明らかに変わった・・・・と、Tさんも言う。契約社員導入や、プライバシー重視、即戦力・・・会社においての家族意識は持続しにくい時代になった。個人主義が当たり前の若い子に今更血の繋がってない「会社家族」の定義は難解なのです。
「廃れる」というのは、時代が欲してないことを差す。「良い」とか「悪い」とかのジャッジではなく、単なる時代の流れなのです。人類の選択が時代の流れを作り出す。今の私は会社という家族意識を確立するのは難しいと判断します。自分の家族で精一杯なのです。そう考えると、昔の人の器はでかかったな・・・・そんな思いを巡らせている、秋。。。。。なんのこっちゃ。
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by harico_couture | 2013-10-10 10:51 | 着物リメイク・チュニック

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