映画『永遠の0』を観に行きました!

おじいちゃんとおばあちゃんと家族4人、合計6人で忘年会を兼ねて映画に出掛けました〜。映画は今話題の『永遠の0』。映画館はほぼ満席、大盛況です!小説を読んだパパとカイトは、楽しみのしていたみたい。カイトに「一緒に観に行こうね」と何回も念を押された。私はというと、小説をパラパラと見て「ダメだ・・・」と伏せてしまった質。戦争映画も、もともと好きではない。全く期待せずに観に行ったのだが・・・・・始って5分で泣いていた!(笑)。今年は映画の当たり年だと勝手に思っていて、もう出ないだろうとこれまた油断していた。そしたらこの映画、非の打ち所がないくらい良かったのだ。私は映画オタクで演出やらカット割り、カメラアングルとかキャスティングにウルサイ嫌な奴なんです。映画を観るといつもケチを付ける。しかしこの映画は、付けようにも細かく計算されていてちゃんとそれが活かされて、無駄がない!それにも増して俳優の使い方もとてもいい。主人公の宮部役の岡田くんの演技力の高さに驚いた。脇を固めるベテラン俳優の演技も語らなかった(語れなかった)戦争の秘話を奥深く丁寧に引き出し、じわじわとグッとくる。
 『風立ちぬ』もそうだが、日本の戦争映画は変わってきたと思う。戦後60数年、戦争を知っている人達は少なくなった。封建主義・軍国主義が善かれと命をかけて推進した人達は戦後、「罪」と称された戦争の闇は口を閉ざしている。言わば表舞台の民主主義・資本主義社会・経済大国に目を向け力を注いだ。その結果、(私を含め)利己主義な人間が出来上がる。そんな戦争を知らない人間に教える為には、右傾でも左傾でもないリベラルな目線の題材がいい。しかも映画の作りは作家性に拘った訳でもなく、大衆性を意識している。分かりやすいのだ。その〇〇主義などにも拘らず、全体のバランスの真ん中をとるあたりが、潔さというか実は人間の本質に迫るのではないかと思うほどでした。
 それともう一つ、映画の中の人々が知り合いのおじいさん、おばあさんを彷彿させるという現象です。主人のおじいさんも鹿児島で飛行機乗りでした。おじいさんもおばあさんも戦中の事を多く語らずして亡くなってしまいました。今思えば、もっと聞いておけばよかったと思います。
 
 そんなこんなで『永遠の0』、超オススメです。是非ご覧になって下さいね〜♡
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by harico_couture | 2013-12-31 15:47 | 本・映画

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