映画『ルーム』を見ました!

いい映画は何度も見ると、より心に響くものだ。最近ネット配信で視聴しているのも手伝って、何度でも手軽に見れる。映画「ルーム」は最近見た映画で、揺さぶるくらいの感動を私に与えてくれた。悲惨な少女監禁事件が少なくともテーマではないのだ。監禁中に息子ジャックを産み、狭い納屋で暮らしている。キッチンもありバスルームもあり、一見すると普通の生活を撮ってるオープニングから始まる。母と子でお風呂に入ってキャッキャとはしゃいでいたり、体操していたり、徐々に「何だか変だぞ・・・」と怪しくなっていく。外の世界と遮断された内側の世界、内側だけに住んでいた息子ジャックには、意外にも幸せな空間になっている。手に届く半径3メーター以内には母との愛が詰まっている。この映画の面白いところは、ジャックが5歳ということだと思う。実在と虚像が入り混じり判断ができない、信じることはママの愛だけ、シンプルで剥き出しの魂。そこから知識を纏い人間となっていく入り口みたいなもの。。。。そして、この先の生活に未来がないと判断した母親は息子の脱走を企てる。普通の映画なら脱走して助けられて終わりなのだが、この映画はそうじゃない!外の世界に生きることになった2人に、「幸せ」ではなく「苦難」が待っているのだ。ジャックは初めての外の世界を「ドアを開けても、またドアがあってどこまでも広がっている」と表現している。また会ったことがない人間が何人も出てくる、ママが民衆のことを「みんな」という言葉で表現するとジャックは「みんな?」と聞き返す。個々の人間の束を「みんな」と言う、改めて思うと変な気がしてくる。そんな見るもの食べるものすべて初めてなものが連続して現れると、それはストレスになるのだ。私たちはそんな世界で暮らしているのだと教えられた。そしてそれが人間だということも。。。。とにかくとにかく、凄い映画。ジャックの目線で撮るカメラワークも心情とリンクして、5歳の目線。私自身、5歳になったかのような擬似体験となるほど。是非ご覧くださいね〜(長くなってすみませ〜ん)。
d0127925_13234086.jpg
にほんブログ村 ファッションブログ 着物リメイクへ
にほんブログ村ランキングに参加しています。クリックして頂けると嬉しいです!


by harico_couture | 2017-06-14 13:24 | 本・映画 | Comments(0)

haricoのつぶやき


by harico couture(ハリコ・クチュール)