カテゴリ:本・映画( 43 )

やっと観たかった「この世界の片隅で」を観に行ってきました。時間違いでしたが、その日は監督・片渕須直さんがみえてました。映画館は満員、人気が伺えて期待値は上がります。映画館に行く前に、可愛すぎる映像と戦争という重いテーマ、ハルカイに事前に話すと「見たくない」と言われそうで「いいから付き合ってくれ」と袖を引っ張って行ったのだが、始まったらカイトが「あ、これ、俺観たかったのだ」とつぶやいた。映画が終わって、満員の人集りが出口へと向かうのだが誰も口を開かなかった。それというのも、言葉1つで表せない映画であり、今も私の中で感想がまとまらない。大きなテーマ、小さなテーマがミルフィーユのようになってるから、どこから切っていいものか、私の様なものが切ってもいいものかも分からなくなる。ただ、ただ主人公の「すずさん」と私の共通点があるところからお話の中に入れるかもしれない。まずは「嫁」であること、「絵を描くのが好きなこと」。と、いうのも主人公の「すずさん」は至って普通の人なのだ。絵が上手と言っても画家でもない、「わたしはボーッとしている」と自覚するくらいおっちょこちょいで時代に流されても、流れに身を任せて流れていく。恋愛も結婚も見分けも付かないまま「子供」のまま、18歳で嫁ぐ。戦争のテーマはさておき、そんな娘が当時「村社会」に身を置く場所を作るには、のんびり屋のすずさんでさえ相当大変なことなのだと映画の終盤になるまでそのテーマは続く。それに比べて私はナント横柄な嫁なんだろうと、周囲に感謝せずには居られなくなるくらいだ。特に物語の中の出戻りの義姉の存在が、グッと村社会を色濃く描く。義姉の意地悪な言葉の裏に「優しさ」を見いだすことができるすずさんは、極貧の中、食べれる野草を探したり、敵国のミサイルの煙を綺麗だと感じれる才能と直結している。そして愛あるクリエイトが人を幸せにすることも、この映画は語っている。妹や同じ年くらいの遊女に絵を描いて喜ばせたり、姪っ子にも巾着を作ってあげる、家族にも早く起きてご飯を作る。一番感動したのは、不仲になってしまった義姉が無口ながらもすずさんにモンペを縫ってあげるシーンだ。言葉なくてもその縫い物に、すずさんへの感謝と未来への幸せを願う気持ちが入っていると思い、胸を打つ。
・・・・こんなに長く書いても、ちっとも纏まっておらず、見る人によって、回数によっても変わっていく映画なんだと思います。まだ上映させてますので、是非映画館に脚を運んで下さい♡
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by harico_couture | 2017-01-22 13:16 | 本・映画 | Comments(0)
最近大好きな映画です。続けて3回も見ました。実在の写真家ダイアン=アーバスをモチーフにして、生い立ちなど微妙に変えております。この映画、内容が深すぎて(私の考えすぎかもしれないけど)面白さをお伝えできるか自信がない。。。英題は「fur」(毛皮)こちらの方がfitします。服を作る身として「洋服」とは何か?を常に考え生きております。この映画の場合のfurとは表皮を覆う毛、動物は裸というよりも体毛に覆われてこその生き物です。しかし人間は体毛だけでは生きられず、洋服を着る地球上で唯一の動物です(最近は犬も着るけど)。ダイアンは裕福な家庭に育ち夫はカメラマン、夫の助手をして内助の功で良い妻にならなければという焦燥、そして何より彼女の中に潜む「フリークス」変な趣味趣向を抑えようとする日々。そこに奇妙なマスクを被った多毛症の男、ライオネルと出会います。ライオネルを被写体にといてもたってもいられず彼女の才能が開花するに従って、日常は非日常へと変わっていく。ここでまたテーマが浮上「境界線」。フリークスを受け入れられない夫、そこを行き来する妻ダイアン、そして非日常を日常と生きるライオネルの設定、多毛症のライオネルでいうと、毛があるないでサーカスで見世物になった動物と人間の境界線。・・・・あいまいな境界線を映画は語ってます。
 それとダイアンとライオネルの純愛も丁寧に描かれてます。私はライオネルにメロメロ。紳士で優しくジェントルマン。それにおしゃれなの。心を閉ざして用心深いライオネルが一歩一歩、彼なりに近づいていくところもロマンティック。
 話は逸れますが私は小さい頃からとても毛深い子だったの。生まれた時「猿」が生まれたかと思ったと、親戚の叔母さんに言われたくらい。毛深いのがコンプレックスだった。今思うと「人間」になろうと毎日剃っていたのかもしれない。(笑)
 長くなっちゃったけど(最後まで読んでくださってありがと〜)、お洋服もインテリアも素敵な映画でもあります。よかったらご覧になって下さいね。
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by harico_couture | 2016-11-02 01:29 | 本・映画 | Comments(0)
2日前にハルカイが見に行って大絶賛!!「絶対ママ見に行ったほうがいい」と押され、開店前の午前中に見に行くといった強行。始まるや否や大好きなRADWIMPS(ラッドウィンプス)の曲にシンクロした監督・新海誠の真骨頂とも言われる見事な美しい背景!もう、それだけでワクワクが止まらない・・・「前世」やら「運命」やら「赤い糸」・・・面白いのはその目線が男子なのだ。今までの作品はそこがウジウジ・・・・湿っていたけど、今回はカラッと爽快。しかもエンディングは前の作品「秒速5センチメートル」を彷彿させるニクい演出。後半、ほとんど泣いていた私。本当に感動した。隣に座っていたハルトを「この人とも今世で出会えたのは運命なのね〜」とその奇跡にも感謝できるすごい映画!!是非大切な人と観に行って下さい♡
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一緒に付いてきてくれたハルト君。映画の終わりの電車、感動が止まらず喋りまくるアニメオタク親子。
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by harico_couture | 2016-08-31 23:15 | 本・映画 | Comments(0)
ディズニー映画は、もはやただの幼児向けの映画ではない。今回の「ズートピア」は、ナント「差別」がテーマなのである。アメリカは、ヨーロッパ大陸、世界各国から自由を求めて多民族が平等にと作った国。それをいろんな動物に置き換えて、ユートピアならぬズートピアで仲良く暮らす街の話。主人公のウサギは超努力家で、背格好では到底叶わない大型動物に知力と体力でズートピアの警官となる。しかし、そこでは動物の生態から全て平等にはいかない故、差別も起こる。その差別は知識のないものは「差別」と判断されにくいレベル。物語の中で1つ1つ差別の種類が網羅されてあり、教育映画と言ってもいいくらい。
 昨今、イギリスの国民投票によるEU離脱が話題。1つの原因は移民問題。・・・この映画と重なる。日本人のように、ほぼ単一民族国民には理解というか共感しにくい。これから先、更に安い労働力を補充するために他国から移民が日本に押し寄せたとしたら、共存するためにお互いがよりよく生きる術として身を削り助け合わなくてはならなくなる。・・・・としたら、この問題は私たちも未来、関与することになるだろう。
難しいお話になっちゃいましたが、ちびっこ達に自然と楽しく身につく差別知識の映画。ぜひご家族でご覧になってください。・・・・それと徐々にCG技術向上で、今回は動物の毛並みがふわっふっわ!触りたくなる!!しかしこれも差別ってしってました?黒人のアフロヘアーがふわっふっわで触りたいというのは、差別だそうです・・・・。
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by harico_couture | 2016-07-15 18:25 | 本・映画 | Comments(0)
お昼の2時頃からBSがやっている映画、たまにhit!なのがあり見入ってます!この映画はウォン=カーウィン監督作品。私は若い頃すごく好きで結婚式でも「恋する惑星」の曲を使ったほど。。。。でも、『ブエノスアイレス』くらいからついていけなくなりフェイドアウト。この『花様年華』はスルーしてしまっていた。しかし今の年に見たのがよかったのかものすごく虜になってしまい、Huluで見れたのも幸い5回も見てしまった!・・・・と言うのは理由があり、マギー=チェンのチャイナ服がとても素敵だったのと、どこをとってもポストカードになるくらいの完璧なアングルにインテリアの美しさも十分あるのですが、なにより『謎解き』にようにポツリポツリと言葉であったり、物であったり、時であったりと『点』で残しつつ、決して線で繋がず、意地悪だが何度もみないと分からないようにしている!・・・・1回目見た印象と五回目見た印象がまったく違う!(ってか話も違う理解に至る)。これほど噛んでも噛んでも味が出る映画はないんじゃなかろうか!?とお気に入り映画になってしまった。
 そうそう、マギー=チャンの太眉に太いアイライン、アイラインの目尻は丸く跳ねるように描くのを真似てメイクしてみました!(笑)・・・・そしたらご近所の美しい奥様に、「今日はきれいね〜メイクを変えた?」と言われて恥ずかしくなる事件勃発!!負けじと、細身のペンシルスカートとピンヒールで、マギー=チャンみたくなりたいな〜!
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ポスターはエロティックですが、キスシーンすらない!ですが2人のもどかしい仕草がとっても色気があって素敵です♡
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by harico_couture | 2016-03-31 00:54 | 本・映画 | Comments(0)

ゾンビデビュー

ウチの男子3人はゾンビ好き。一体あの血に塗れた気色の悪い映像を何を好き好んで見たいのか、全く分からない私でした・・・・・が、ゾンビの意味が少し分かリ始めたきっかけ映画「キツツキと雨」を観てから印象が変わった。この映画は小栗旬演じる小心者の監督が田舎に行ってゾンビ映画を撮る映画。そこで林業を営む(以下・木こり)役所公司と出会い、無骨で純粋な木こりがゾンビ映画の内容に感動し監督の為に協力て、やる気のなかった監督が映画の素晴らしさを再確認していく....素晴らしい感動映画!(笑)まんまと私もゾンビ映画の良さに気づき、好んで(笑)パパに「ゾンビ映画見るなら何がオススメ?」と聞き、「ドーンオブザデッド」を見ることに。初めて見るゾンビ映画には他の映画とは違う鉄則があることに気づく。その鉄則を編み出したのはロメオ監督でゾンビは「人食・感染・走らない」と意外なことに「コメディ」(相性がいい)、また社会のダークな問題をディフォルメするのも特色なんだそうだ。話はシンプルなだけに、分かりやすい。ビジュアルもCGに頼るでもなく手作り感があって「どうやって作ったんだろう?」と日常から離れすぎている為に感情移入せずに冷静に客観視できる目線の違いもある。
昨日はテレビで映画「ワールド ウォーZ」がやるので心待ちにしていた。我が家の男子3人は既に映画館でリアルタイムで観ていてお墨付き。この映画の凄さはCG加工したゾンビに人工知能を持たせ、映像化している新しい試みだ。生身の人間のエキストラさんには演じることが出来ない、本当の意味での心を持たない屍となってピラミッドのように重なり合い崩れる。地球規模でのゾンビ戦争。それぞれの国の戦い方など、見応えがある。そんな訳で、ゾンビ入門してしまった私。まだ映画館で観ることには抵抗がある。しかしゾンビの変化球はこれからも見守るだろう・・・・。
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by harico_couture | 2016-02-20 12:57 | 本・映画 | Comments(0)
映画『ted』は主人公が幼い頃に願って縫いぐるみに命が宿るお話。見た目屈託ない誰が見ても可愛いクマの縫いぐるみなのですがR15に指定されるくらい、アブノーマルな性格(だから良い子は見ないでね)。主人公は35歳になり交際4年にもなる彼女がいる。しかしtedの影響でずっと中2病のまま大人になれずにいるというストーリー。幼い頃からずっと仲良しだった故に、2人の会話は実にツーカーでえげつないジョークとお互いに好きなことを熟知していて誰も2人の間に入れない。そんな兄弟みたいな親友がいたら・・・とちょっと羨ましい。
変わってドラマ『山のトムさん』、小林聡美主演のかもめ食堂の原作者でもある群よう子が脚本を手がけている。「クマのプーさん」「ピーターラビット」などを翻訳した石井桃子さんの実際の田舎暮らしのお話。憧れるスローライフを、独特なテンポで描かれている。例えば「ねずみが出て困る」→「猫を飼いましょう」→「ねずみを獲ってもらうには抱き癖をつけてはなりません」・・・とルール付けするのですが、みんなこっそり抱いている・・・みたいな。
・・・・この2つの映画とドラマの共通点は・・・・「フワフワ」です(笑)強引ですが!。どちらもすごく面白く笑えるのですが、人間が心が落ち着く感触って「フワフワ」なんだなぁ。もっと言うとフワフワの奥のぬくもりかな?それと、「会話」も共通点。その人その人に合った会話のキャッチボールの心地よさ。。。。。この2本、観てるとストーリーなんてどうでもよくなって、関係性がほのぼのしててずっと見てたくなる、良かったら見てみてくださ〜い。
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by harico_couture | 2016-02-01 16:08 | 本・映画 | Comments(0)
お正月に、待ちに待ったスターウォーズ・エピソード7を観に行きました。それからというもの1日も欠かさず「フォース」の事を考えているイカれた主婦です。そろそろネタバレになりそうな事を書いてもゆるされるかな・・と温めて参りました(笑)。スターウォーズはエピソード4から始まる変わった成り行きで展開されます。それが今から約40年前から始まるので、現在私たちの時空と映画の中の時空が交わらないのが面白い。しかし映画を離れたところの(モノ、人、テクノロジーの進歩の)時空は同じ流れをしている・・と分かりにくいですが同じなのです。そのうねりが大いに感じられる約40年後のエピソード7は、物凄く深いものが出来上がった感があります。映画は本当の世界の時代性を反映しているため、「宇宙戦争」はまるっと「地球戦争」に置き換える事ができたりする。今回、ドイツ・ナチスをモチーフに使ってるように見えるし、国家をなくしたテロ集団の心情をストームトルーパーを通して描いているようにも見える。今までは選ばれた「血」を受け継いだ絶対的な特別なヒーローが映画の主人公だったのに対し今回エピソード7は、そうではなく血筋も教育も環境もを超えて、もっと本能的な部分に自分で気づき正義のために「行動」した者に「フォース」が宿るような描き方をしているような気がします。(私の見解なので〜)
 難しい話はさておきスターウォーズはもともとSFコメディ、笑える映画なのです。今回エピソード7はその昔の良さがふんだんに散りばめられており、終始ワクワク・ゲラゲラ笑える。昔のメンバーも時を超えスクリーンに登場し、感動で涙する。CG加工はエピソード1〜3に比べたら恐ろしいほど進化して、さらにリアル感があり、逆に古き良き素材に加工されていて、それにも感嘆する。新キャラもいい!!・・・全てに於て満点でした。45歳のおばちゃんが、子供になれた至福の時でした。また見に行くかも〜!!
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映画W観に行く前に全巻見ました!スターウォーズ祭りin水田家
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写真横になってすみません。いーウォーク、可愛くて買ってしまったカードケース。
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ベトナムで買ったスターウォーズのポスター。味があります。
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by harico_couture | 2016-01-22 16:51 | 本・映画 | Comments(1)

本が出版されます!

本日11月13日に「やさしくできるおしゃれな 和布・きものリメイク」主婦の友インフォス情報社刊より出版されます。haricoの作品は1点のみですが、着物リメイクにご興味のある方は是非ご覧くださいね。
よろしくお願いいたします。(有難いことに、表紙のモデルさんが着ているコートはharicoの作品です)
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お知らせ・・・11/14(土)は、勝手ながら息子の学園祭に参りますので4時ごろから営業致します。


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by harico_couture | 2015-11-13 16:18 | 本・映画 | Comments(0)
この間NHKで桃紅先生を知った。日本にこんな素晴らしい人がいたこと、本を読んで改めて知った。本の中では桃紅先生の半生を綴ってます。若い頃から終始変わらないぶれない思考、大変な時代を生き抜いてきたのに、めっちゃ謙虚。『謙虚』という言葉は自分の能力よりも控えめ(能ある鷹は爪隠す的な)ではなく、本心で自分を驕ることなく達観視するって意味が私の中では「かっこいい謙虚」と思ってます(笑)。(謙虚の意味を自分を殺して我慢することと思ってたら、それは違うと思う。我慢は絶対不満に変わるから全然謙虚じゃない!)
 先生はご自分のことをワガママと仰ってます。ワガママで結婚しなかった、ワガママだからヒトと違った書道の道・・・ワガママを貫くのは、自分を信じること。すなわち孤独を愛すること・・・・めっちゃカッコいい!
 もう1ページ1ページが目から鱗〜。・・・芥川龍之介は、運命は性格の中にあると言った。運命が性格をつくるんじゃない。性格のなかに運命がある。書を教えることも、当時お手本通りに書くことが常だった時代に疑問を持ち、お手本通りに書くことは「偽物」をつくること。創造性がないと言う。ゴッホの「ひまわり」の絵を見てその複製を上手く描いたからと言ってその人は賞賛に値するのか?とまで言う〜。数数の厳しい切り口が、サバサバ能を刺激する一冊。それだけの山を越えてきたお方だからこその、深いお言葉。。。。何度も言いますがカッコいい!!
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by harico_couture | 2015-06-11 15:48 | 本・映画 | Comments(0)

haricoのつぶやき


by harico couture(ハリコ・クチュール)