2009年 09月 09日
レインボーbag
haricoのひとりごと・・・中原淳一展を見に行ってきました。随分前にNHK日曜美術館で放送されて、8月に名古屋に来るという事だったので首を長くして待っていました。まず展示場に入ると、暗い照明の中に淳一が作った人形。まるで魂が入ったかのよう、淳一の若き研ぎすまされた才能が細かい部分にまで現れてて、ゾッとするほど。(18歳の作品)その後、戦争を経験しつつ「それいゆ」「ひまわり」を通して当時の少女、女性に夢・美しさを与え導いていく。今の本と決定的に違うのは、読者目線ではなく淳一の『美意識』を貫き、それに基づき生き方・哲学までも盛り込んでいることかと。それもそのはず、すべての編集、イラストから文章もちろん表紙絵までこなしている、『THE中川淳一書』なのです。そんな淳一の教えを受けた当時のお嬢様たちが、会場を埋め尽くし、思い出話に花が咲いていた。「この付録もってたわ〜」「こんな服着ていたのよね」、私も目指すはそこなのかもしれない。いくつになっても、自分なりの美意識を持って自分らしく生きたい。

