オススメ本『食堂かたつむり』

映画化されて話題になってる『食堂かたつむり』流行ものは回避してしまうひねくれた性格の私。何気に友達に借りることができ,読んでみた。主人公は料理をこよなく愛し、恋人、お金、家財道具を一切失った若い娘。訳ありの故郷に帰り1日1組だけもてなす『食堂かたつむり』を開店するのだ。細かくはお話できないけど、主人公の倫子と私はかなり似ている。本の中で「全てをなくしても(裸でも)自分の舌と腕があれば私はなんでもできる」という様な表現があります。私はお店を始めるまでは、細かいモノやコトにこだわっていたけど、今は全く違います。極端なコトを言えば、青空の下でミシンさえあればそれでいい。まだまだ未熟だけど、私には腕がある、目がある、といった自信。そしてお客様と向き合える心。どんどんシンプルになっていく。
仕事とは、人と人を繋ぐtool。そこに心を電流のように流せるかは、仕事をしている人間次第。流したい人、流したくない人、それは自由。この小説は主人公が仕事(料理)を愛し、toolとして使い方を熟知して、愛という電流を流し、感電した?人々を取りまくおはなし?・・・だと思います。私ももっと仕事を愛し、電流を流したい。。。しかし充電中です。
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by harico_couture | 2010-03-16 13:25

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