読書週間

私はどうも、忙しいと読書に逃げる習慣があるようだ。ここんとこ立て続けて本を読んでいる。何故かそんなに出逢わない様ないい本に出逢う。これも、「私」という人間が分かってくれている方からのオススメだったりするから、はずれが無い訳も頷ける。前回も佐野洋子さんの本「シズコさん」をブログで書きましたが、今回は「役にたたない日々」。おそらく、佐野さんの最後ののエッセイではないかしらん。私は,佐野さんが大好きになった。他人だけでなく自分自身にも毒舌で、何気ないところにも滑稽さを探し出す性分が素敵。電車の中で読んでた時なんて、笑いをこらえるのに必死だった。きっと、笑いのツボが似てるんだろう。私も、人間の変なところが好きだったりする。そこに、その人間らしさがあるから、見つけたら嬉しくなる。正直に生きることは、勇気がいる。みんなと違うことをするのにも勇気がいる。代償が伴う。佐野さんはそのことをよ〜く分かってて、これが私の生きる道!!とばかりなのだ。さすがだ!!このエッセイは特に亡くなる前に書いたものだから、余計その生に対する潔さが鮮明。生きるって格好悪いこと、格好付けてても仕方がない。好きにやったらいい・・・そんな声が天から聴こえてくる。肩の力が抜ける一冊です。
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by harico_couture | 2011-01-26 14:06 | 本・映画

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