2011年 02月 27日
着物リメイク・綿入りロングコート
haricoのひとりごと・・・『ぬくもり』認知症のお姑さんを介護されているお客さんからこんな事を聞きました。「おばあちゃんは、寝たきりで意思の疎通もできないけれど、居てくれるだけでも嬉しいの。居なくなったら、どうしようかと思うわ」と。また違うお客さんから。その方は4年前にご主人を亡くしてお一人で住んでみえる。「私、毎日楽しんだけど、時たま寂しくなるの。でも、誰かとまた住むってのは望んでないの」と。・・・・私がピンと思いついたのは、「ぬくもり」という生命の存在。そこには会話やら、価値観だの、なんだかんだの要求はなく、ただシンプルに「ぬくもり」なの。私がぬくもりを感じる時・・・私の白髪抜きが好きなカイトが、真剣すぎる為に鼻息を「ふ〜ふ〜」いわせながら、全体重を私に預ける時、愛おしい生命のぬくもりを感じる。末端冷え性の手で、ハルカイの背中をマッサージする。不思議と直ぐに手は温まり、しかもハルカイはこのマッサージが好きである。このぬくもりも愛おしいぬくもり。そんな生命の存在が、あって当たり前に見えるけど、いつ消えてなくなるのかも分からない。本当は不安定なものなのだ。だから尚、意識したい。『ぬくもり』に感謝したい。