中道を歩む

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混乱した世の中では、「中道」すなわち、両極端の見解、態度に偏らないでいたいと私は思ってます。メディアは、民衆の思考を誘導する力を持っていて、考慮した上で全てを公表している訳ではありません。そのため、鵜呑みは禁物です。『原発』にしても、世界最新技術の国に世界で3番目に大きい地震が起こり、直撃した・・・これは、スゴイ確率になります。それでも、放射能は最小限に留まっており、最悪の事態はまだ回避されています。これをまだ、と言うべきか、もう最悪の事態だと言うべきか賛否両論です。しかし、科学の力を持ってエネルギー確保していくのは、文明が栄え言わば人間の欲を満たすには避けられない事実になってきました。現に今まで安全だと思って運転してきてます。私達はこの事故によって、裏に隠されてたリスクが浮上した訳です。ここで、中道が機能してきます。リスクを知った上で、人間はどうするのか?安直に「もうやめる!!」と考えて欲しくはないのです。
また、今回の名古屋のリコール選挙。南区は元市議長の横井先生のご活動によって、中道観点から見る事ができました。河村市長が掲げる「減税」は市民の為と言いつつ、実は企業の為のものだと私は思ってます。企業を元気にし、雇用を増やし、体力を付ける事で名古屋の活性化を担うと計算したんでしょう。しかし票を集める為には、市民にもメリットがなくてはなりません。そのために『減税』という言葉でイコール生活が楽になる・・・のようなイメージをメディアを使って浸透できたのが選挙での勝因でしょう。ただ、リコール選挙に伴う費用●億円は、ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、東海地震の為に蓄えたお金です。震災後は、新聞に載ってありましたが「名古屋市の減税を補う為に当てがったお金を、被害地への義援金として●億円4月に送られるそうです。減税のために行われたはずの選挙が・・・もう何が何だか分からなくなりませんか?そうです、知らないということは、こういうことなんです。もっと言えば無関心でいることが、どう世の中を動かしているか?ということです。個々で考える事が編み目のようにネットワークし、事態を変えていく訳です。大切なのは、誰もが「悪くなる事を望んではいないこと」です。原発にしても、河村市長にしても、です。片側からだけから見るのではなく、まずは対極にいる存在を理解し、「中道」を歩むのが必要でないかと私は切に思っています。

すいません、暑苦しく語ってしまいました。読んで下さって有り難うございます。
by harico_couture | 2011-03-21 12:46

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