2011年 04月 21日
着物リメイク・ブラウス
haricoのひとりごと・・・映画「シャネル&ストラヴィンスキー」「ココ・アヴァン・シャネル」ずっと見たくって、やっと観れました。あともう一本、シャーリー・マクレーン主演のがあるんだけど、TUTAYAになかったの。シャネルからほど遠い私だけど、生き方は興味があります。孤児院で育ったココがのし上がる、サクセスストーリー・・・だけど、どこかしら陰がある。ココが生まれたのは19世紀末、当時は男性社会で身分がはっきり分かれている時代。金持ちは、毎晩パーティーして親睦を深め、ビジネスをする。女は男に仕えるアクセサリーのようなもの。だから男ウケする胸が露出し、コルセットを締め、頭にはメレンゲのような帽子をかぶるのだ。ココはそんな社会に「個性」という魅力で勝負する。コルセットを付けず、パンツ姿、色も黒い服、話すコトバはストレートな辛口、、、、、そんな超個性でパトロンを魅了させる。男性的で女性的、この両極端な振り幅がココの時代を切り開く「武器」になっている。パトロンとの関係、「愛」というにはあまりにも、悲しく、寂しい、仕事の成功の陰に潜む孤独感・・・豪華で、女性らしいと思っていたシャネルの印象が一気に一遍した。そして深みを感じた。私は常日頃思う、明るい暗い、楽しい苦しい、・・・生と死、振り幅の大きさを経験している人ほど、人生は豊かなんではないかしら・・・