2011年 05月 14日
着物リメイク・銘仙ワンピース
haricoのひとりごと・・・作家・高橋源一郎の「悪と戦う」という小説があります。内容はご自分の息子さんをモデルにしたコトバが話せない子と顔が病気の為に崩れてしまった女の子のはなし。小説の前に、この高橋源一郎さんが面白い。60歳前にして幼い息子さんの子育てをしている高橋さん、日々の子供の言動から「ひょっとしたら、全てを分かってしまっている?」と思うことがあるそうだ。世間体や、無駄な知識がない分、子供は真実を知ってるというのだ。。。。うんうん、私も、同じです。ずっとハルカイを育てててそう思ってた。私なんかよりずっと真っすぐな眼で見ている。最もなコトをつらつら言ってるつもりだが、逆に教えてもらってるのだ。・・・話の中で、お子さんが奥さんに「ママ、大人になったら、好きなコトができるの?」と聞いたそうだ。奥さんは「できるよ」と答えたら、聞いてもいいのか?という様な絶妙な間で「ママは好きなコトをしているの?」と聞かれ絶句したらしい。そして今流行の、善悪というテーマ。この題名の悪 と 戦うの『と』ですが、VSではなくWITHとしよう!!と。これは、深い意味がある。この小説で言う悪とは話せないことだったり、病気。でもね、その悪によっていいこともあったりする。例えば、貧乏でも、家族が仲良しとか、凄く傷ついたから優しくなれたとか、悪があるから善になり・・・とその繰り返し、VSだとなんか一方がゼロになった感覚しません?WITHは消滅せずにそれを肥やしに大きくなる感覚でしょ。・・・もとに戻るけど、ハルカイはエラいよ。母がちらし寿司を作ってきてくれたの。いつの間にか帰ってしまった母を気遣って、「ママ、ちゃんと有り難う言ったの?」と叱られるような口調で言われてしまった。