2011年 10月 06日
着物リメイク・襟無しAラインコート


haricoのひとりごと・・・『デフレ』いま私が懸念しているのはデフレです。モノを作る立場としてこの問題は、無視できないの(うっとおしいけど、聴いてね)デフレは需要と供給のバランスが供給偏になってること。町を歩いても物価が下がってるのは体感できます。私はモノにも心があると思っているので、安いから心が無いという訳ではなく、(作り手が)産みたくてうんだか?という母親の問題になってくると思ってます。病院のような無機質な空間に住むよりも、1つ1つ買い集めた部屋で人間は暮らします。知らず知らず私達は,安さのもとで「産みたくて産んだ訳ではない」モノを集め、「捨てても何とも思わない」心に響かないモノに囲まれるようになります。話は飛びますが、NHKたけしのアートビートという番組があります。たけしとアーティストが作品を語るのではなく、「創る」ことについてを語ります。一貫して言える事は、後世に残せる仕事をすることが作り手の姿勢だと。そしてそこには美しさが必ず存在します。この離れてしまった世界を少しでも、縮めようと思うのなら、モノを買う時に「心」を使うことです。みんなが使う事をしたならば、この川は違う流れになっていきます。今のままのながれですと、10年後には店は次々に倒産し、美しいモノは姿を消し、モノの心を読めない人間ばかりな寂しい社会になります。