リネンのフワフワベスト

「こんなの、作って〜」広告のチラシの裏に描かれたデザイン。。。。きっと、ひらめいた瞬間に書き留めたんではなかろうか・・・。空想を実現するには、技術がいる。フワンっとボールペンで描かれたラインは、実に空想的。これを魅力的に仕上げるには固い頭を柔らか頭にしなくてはならないのだ。幸い私は、「なんとかなるだろう」と深くは考えない(考える事を回避出来る)頭だからにして時を越える事ができて来た。そやそや、パタンナーってこういう仕事なんだろな。デザイナーの芸術的な感性を3次元化する。これもまた、大変な仕事やな〜。それは置いといて、皆さんも何かひらめいたら、是非3次元化しましょう〜♪
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haricoのひとりごと・・・『洋服直し』haricoでは普通のお直しも承っております。「あと、1センチか1.5短く...」なんてご本人しか分からない領域の『美』の追求を目の当たりにして、究極のオシャレって密かに思っております。こういうのって、自分をよく知ってなかったらできない。もっというと、自分を客観視できる能力です。つまりは凄い事なんです!!私は言われた通りにただ作業するだけなのですが、受け取られたお客様は今まで気になってたところを治療してもらった感とでも言うのでしょうか、、、、スッキリした表情で「よかった〜、これでまた着れる・・・」と感謝して頂ける。なんともお得な職業なのです。今はデフレの影響で物価安です。それに比べて、お直しの金額は安くはないの。例えば、Tシャツの裾上げは1000円です。直すんだったら買った方が良かったりする。でも、それはお客様の価値観なんだな〜。私は貧乏性なのかそんな事考えたりするもんだから、高いかな〜って思って「すいません、ちょっと高いんですけど・・・」って切り出すと大抵のお客様は「な〜んだ、そんな安いんだ〜〜」って切り返されちゃう。有り難い事に『直す』という技術に、理解をちゃんと持って下さってるって私が教えられるの。それ以前に、買ったモノをどうやって自分仕様に変えていくかって思考が前提なんですよね。服に着られるのではなく、服を第2の皮膚にしていく作業。とにもかくにも、ただのお直しってんじゃないのです!!
by harico_couture | 2011-10-09 13:21

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