ツイードのコート

モノの気持ちを感じれる人がいる・・・敏感に感じられるからこそ、下手に買えない、下手に捨てられない。そんなお客様が私は大好き。そして、コートをお願いされた。もう、お客様の考えてるビジョンは見えてる。打ち合わせしても、全てビンゴとなる。お仕立てして、お渡しした。この師走の忙しい中、すっ飛んで来てくれた。す〜っと、私の手を離れたコートは彼女に吸い取られていった。リトマス紙が赤から青に変わるみたいに自然なスピード。そして彼女の口からこぼれたコトバは私の宝となる。「10年着ラレルワ」。・・・私は、どれだけお客様から『愛』を戴いてるのだろう・・・。愛とは、私の中では一定の物体でもなく、ソースの様な流動的な光。その光は、私だけに留まらず、波紋のように移っていく。家族に、また、別のお客様に・・・この『愛』がいつまでも止め度なく響き合うようにと祈りつつ、年を越していきます。皆様、来年も良いお年をお過ごし下さいね。
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haricoのひとりごと・・・映画『リアル・スチール』家族サービス、映画を観に行った。期待してなかったのが良かった。子供が好きそうなロボットが出る映画だけど、さすがハリウッド、しっかりした脚本力に脱帽!舞台は2020年の近未来、主人公は元ボクサーのイカレタロボット操縦士。戦略無しの単細胞、いつも負けて多額の借金を抱えている。そこに元妻が死亡した事で11歳の息子が現れ、事もあろうか親権をお金をもらい売ってしまう。しかし事情により3ヶ月の間だけ、共に暮らすのだ。昔の映画の「チャンプ」と「ロッキー」と「オーバー・ザ・トップ」をミックスし、更にガンダム、アトムetcも混ぜ込み、ごった煮ムービーなのだけど、許せるクオリティーはアッパレなの。私が思う未来感の中に、『子供』は既に知っているという事が、この映画には盛り込まれている。現に主人公が更生されていく姿には、コドモの神性、宇宙と繋がる真実に基づいた行動が影響を与えている。いままでの大人がコドモを教える図式は崩れると私は思っています。大人が知識を教えるの反対にコドモから神性(宇宙感)を教えてもらうの図式になると思ってます。この映画は、レトロな建物に、服装も今と変わらないしかし、何かが違う。・・・そこを探すのが面白い映画。
2012年、何かが起るとされているけど私が思うにもう、変わりつつある。誰かが言った、昭和初期のOSは明治だった、そして序序に昭和のOSになった、今度は平成になって序序に昭和のOSから平成のOSになると言う。平成のOSとは?まだ、未知な世界だけどなんとなく心の準備はできている。
私の中に今、響くコトバは『進め!!』である。前を向いて進もう。面白い世界が待ってる気がする。
by harico_couture | 2011-12-31 21:09

haricoのつぶやき


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