2012年 04月 12日
コートからショルダーbagにリメイク!


haricoのひとりごと・・・朝の連ドラ「カーネーション」が終わってしまった。こんなにも今の私とシンクロし色んなコトを教えてくれたドラマは、生涯に1、2本の域。それだけに消失感は半端ない。特に脚本家の渡辺あやさんの功労は大きい。主人公は当然、脇を固める人物をも生きてきた哲学がドラマが進む度に糸子と同時進行で層が厚くなってるのが分かる。私のコトバで言うならば、このドラマは多面的要素が面白く、誰もが「私」を主人公として生きているのです。お父さんの目線、おばあちゃんの目線、お母さんの目線、糸子、優子、直子、里子、お隣の履物屋、木下のおっちゃん・・・
それから、恋愛事には疎い糸子であったが、不倫関係の周防さんとの関係の所は非常に生生しく、このドラマの中では異質であった。昼ドラのようにダラダラと関係を描くのではなく、あえて封印したかのように見せ、ドラマの終盤でパンドラの箱を開ける演出もにくい。人生とはホントに欲しいものは、手に入らない。主題歌の椎名林檎の歌を今聞き返すと、糸子の人生を歌ったシャンソンのように聴こえます。