2012年 08月 07日
ギンガムチェックのチュニック
haricoのひとりごと・・・ここ道徳駅前、銀座商店街は新参者である私が述べることが出来るくらい、ガタガタと近辺が変わりつつある。家を取り壊し更地になり、店舗はシャッターが閉まり、底辺に流れる金脈の滞り感が表面化している。今日もお客様から大好きだったお店が閉店してしまい残念だ、という話を聞かされた。私は、ただ昇る経済と下る経済をその都度、目の当たりにしているだけであり、そこに感情を込めて「あ〜だ。こ〜だ」言うつもりは全くない。別の視線からは、1年ぶりに懐かしい友人に再会するようにお客様が現れ、ただのパンツの裾直しの作業に1時間も費やしそれまでの人生観の情報の交換をするのが、なんとも有意義な時間に感ずる。また、当店にデパートに行き疲れた脚で訪れ、その日の戦利品を図々しくお見せ頂き、ファッションについて語るのも良し。大人の成長は、分かりにくいものだが、子供の成長は分かりやすいものである。以前ご来店の際からのお孫さん、お子さんの成長を愛でるのも幸せに類する。ここで言った数々は全て時の流れである。金の流れを哀れむのは否定はしない。しかしそれは、ホンノ狭き流れである。もっともっと、世の中は無数の流れの中で形成されている。裏を返せば、何に流されるのも自由なのである。