着物リメイク・ジャンバースカート

いつも元気なお客様、今回はジャンバースカート2枚柄違いでご注文いただきました。柄が違うとイメージが全く違う。でも、双子みたいで並んでると可愛いんです。
以前お客様宅にお電話したところ、ご主人様がお出になられました。私が「ハリコ・クチュールと申しますが・・・」と言うと「あ〜。いつも、お世話になってます。」と答えが返ってきました。全くお会いしたことがないんですけど、お洋服を通して感情が伝わってくる幸せを感じました。。。。もしや、ご自宅でご主人様の前でファッションショーをされているんでは?とイメージが湧いてきました
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haricoのひとりごと・・・・昨今、コトバは氾濫している。本を読まなくなったとは言え、携帯やパソコンの普及でコトバは以前より確実に、身の回りを囲んでいる。この間熱田神宮に行ったとき、ベンチに「ご自由におすわり下さい」と書いてあったのにも驚いた。内心、「そんなこと書かなくてもいいのに・・・」と思ってしまった。この間アメリカ人の英語教師のお客様がいらっしゃった。日本語の話で盛り上がった。日本語は、主語がなくても通じる。「誰が」「何が」にそんなにこだわらない。そのことを、またお客様にお話したら「ウチの息子は、動詞までもない」とのこと。「お茶!!」(これは名詞ですね)とお茶を要求するのだそう。ハルカイに至っても、その主語も動詞もままならず学校の面白話を教えてくれるのだが、まったく通じない。
コトバは人と人の心を繋ぐ道具として使われます。道具の使い方を知らないと怪我するし、使い物にならない。特に日本語はコトバの羅列をイメージ化して読み取る力を要求されます。私達はかなり高度な技を身に付けて、社会で暮らしているのです。
それ故にコトバに疲れ、操られてしまう傾向も否めません。たかがコトバされどコトバですが、美しいコトバには心が洗われることもあります。このコトバの選択をしているのは、ご自分です。コトバのイメージは自分をも形成してしまいます。まずは意識を持って発するから始めたいものです。。。。
by harico_couture | 2012-08-27 10:52 | 着物リメイク・ワンピース

haricoのつぶやき


by harico couture(ハリコ・クチュール)