2013年 01月 30日
着物リメイク・ロールカラーのチュニック
haricoのひとりごと・・・『薄まってる』今朝の新聞「CM天気図」(天野祐吉)で「舌を巻く」というのは「キスがうまい」という意味だと思っている若者がいた・・・から始った。今の世の中コトバの意味がどんどん薄まっている。続けて著者はNHKの古い番組を見る機会があり「いいモノを作ろう」と全身全霊な濃さを感じたと書いてあった。震災前はそれほど感じなかったのに、脳のうわっつらで作ったのもが多いと。痛感である。この間の飲み会で「初めて作ったモノが一番、人間の為を思っていてデザインも美しい」ということで盛り上がった。古いモノほど手を加え、思考が詰まっている。それだけではない。男と女にしろ、昨今では「男臭さ」「女っぽい」ちゅーのも、薄まっている。偶然かなan anの今週号は「女の色気」である。しかし今週号を買ったからといって色気は所持できない。色気は中身から発するものであって熟成されたものである。話は逸れたが、これからの時代は「薄まっていく時代」が自然の流れなのである。だからして悲しいかな努力しても「濃く」なれない。色気は薄まって、表面的なインスタント的な色気とは違ったエロスのみが出来上がるだけだ。私の今の悩みもこの時代性に巻き込まれたものだろう。「濃い」モノが作れない自分への反抗、落胆、失望・・・受け入れればいいことなんだが、飲み込めない私。
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