2013年 03月 11日
着物リメイク・ヘチマカラーのコート


haricoのひとりごと・・・映画『愛する人』(ネタバレあり)最近映画を観ない。仕事が忙しくって観れないってのが現状。1時間45分も拘束されるのは私にとって贅沢なんです。しかし夕飯を食べた後の唯一のリラックスタイムに好きな映画を観出すと止まらなくなる。今回の「愛する人」は全く知らなかった映画。なので淡々としているのにズルズルとひきこまれるこの監督の手法に「お!久々ヒットか!」と最後まで誘われてしまった!最初オムニバスのように3人の女の人の生き様を映す。皆、問題を抱え苦しんでいる。しかし徐々に事態は急変しこの三人が綺麗に絡み合い最後には一通りの美しいストーリーに織りなしていく。奇跡的なのであるが自然な流れ。見る側は韓国映画のように「そんなことは起きないよ!」と突っ込むのではなく、「人生には時にそういう事が起るものだ」と肯定したくなるのがこの映画の素晴らしいところ。非常に女性的な目線の描き方に、監督は女であろうとふんだがおとこであった。愛する人・・・とあるので男女の恋愛と思いきや、それだけではない。母と娘ってほうが強く描かれているかもしれない。動物的とでも申しましょうか、生命の連鎖を軸に総合的な愛を描いています。中でも子どもが出来ない身体の主人公が養子をもらう際、あまりに赤ん坊が泣き過ぎて子育に挫折し投げやりになり、この主人公を支えてきた母親はいつも優しく、包み込んでいたのだがこの時ばかりは一喝する。そして自覚したその時彼女は母親になれた。・・・このシーンよかったです。そしてエンディング、もう1人の主人公が家を出て歩いて行くシーン。ワンカットのシーンも伏線が綺麗に繋がって素晴らしい。この映画は「愛する人」が出来た(出逢えた)時から、運命は好転する!って感じでサクセスストーリーにもとれます。春のポカポカ陽気の最中、オススメ映画です!

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