着物リメイク・紬のコート

お母様の肩身のお着物をコートにお仕立てさせて頂きました。haricoには肩身のお着物でお仕立てする事が多いです。時代の流れだと思いますが、その流れが私の所にドバ〜ッと流れ込んで来る様なイメージです。なのでただのお仕立てではなく、面影を具現化し表皮にする大切な任務だと思ってます。思ってますが、緊張とかはなく非常にリラックスした状態で作ってます。今回もお客様をイメージして、切り替えを付けました(打ち合わせのときは無しだったの)。着物が新しくってしっくりまだこないけど、ゆっくり着て頂いて身体に合った柔らかさになって欲しいと願いながら、見送るharicoでした。
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haricoのひとりごと・・・『おじいさん』haricoの営業時間は12時からである。昔の人はそんな時間から始まるお店などあり得ないのだろう。10時頃インターホンを鳴らすお客様は、おじいさん。手にはしっかりズボンを持っている、きっとお直しの依頼だろう、ドアを開ける。するとドア口で靴を脱ぎ入ってきた。「靴を脱がなくても構いませんよ」の私の声は全く聞こえてない。おじいさんはほとんど聞こえていなかった。会話は不通である。しかしそれを見越してちゃんと事前にして欲しい事は用意してある。「これだけ短くしてくれ」「名前は〇〇である」ちゃんと紙面に書かれて、用意周到だ。私は紙面に明日仕上がる事とと、営業時間は12時からである事を書いて渡した。次の日おじいさんは11時半にインターホンを鳴らした。察する所12時というのも考慮し、心との葛藤でその時間になったのではと想像した。また靴を脱ぎ入ろうとしたが、時間を取らせては悪いと思い玄関先でお渡しした。帰りがけおじいさんは不思議な事を言った。「前来たときはね、あんたのお母さんに直してもらったよ」・・・・私は5年前から1人でやっている。もしかしたら今の私が前よりえらく若く見えたのかもしれない。そう思うとちょっと嬉しくなった。言葉は一切交流しないおじいさんとのやり取りだったが、おじいさんが残した余韻は素晴らしく柔らかいしかも凛としていた。老いという何も鎧が付けれない状態で、ただただ魂が剥き出しでいても神々しい。笑顔が最後まで印象的であった。
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Commented by コバシャールの姉妹の姉 at 2013-06-26 14:11 x
こんにちは。ブログ読ませて頂きました。素晴らしいです☆;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;☆双子の男の子がいらっしゃったんですね。私にも三人の男の子がいます。なんか緩やかな時間、空間の中で育てているな~と色々自分と比較してしまいました。また機会がありましたら、お会いしたいです( ^-^)
Commented by harico_couture at 2013-06-26 16:24
最後の最後で意気投合でしたよね、もっと時間が欲しかった〜!
仲の良いご姉妹で羨ましいです。色々情報交換できそう。また名古屋にお越しの際は是非お会いしましょ♡子育て楽しみましょ〜ね〜!!
by harico_couture | 2013-06-23 13:09 | 着物リメイク・コート | Comments(2)

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