着物リメイク・変わり襟のロングコート

前回のお客様からのご依頼。よく見ると白地に蚊絣のように黒の模様があります。前立てに少し黒のトリミングを付けて、アクセントにしてみました。襟も変わってて、着ると格好良くなります!ピンクの花が女らしく可愛い感じになりました。お着物のロングコートは軽くってとっても着心地いいですよ。それに意外と暖かいんです。ワンピースみたいに、着るとキマルしね♡オススメです。
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haricoのひとりごと・・・『野ブタ。をプロデュース』朝日新聞の一面使ったインタビュー欄に、脚本家・木皿泉さんが載っていた。木皿さんは、旦那さん和泉務さんと奥さんの妻鹿年季子さんの2人のユニットの脚本家なのである。以前ドキュメンタリーでこの夫婦の記録を綴っていて、旦那さんは脳出血の後遺症で車椅子生活、奥さんも鬱病と戦っていた。しかし、この2人がなす世界観はあったかくって、笑いが充満した、愛ある空間で、私の記憶にこびりついていた。新聞を機に過去の作品『野ブタ。をプロデュース』を見てみた。13年前の作品!!(ひゃ〜そんなに前なのか!?)亀梨君が細い!!それは良いとして、素晴らしい作品でした。桐島、部活やめるってよのロングバージョンとでも言いましょうか夏から冬にかけて、スクールカーストを色濃く奥深く描いてる。しかも驚くのが、起承転結が1時間に2ロールくる!終わったかと思うと、まだ半分の時間なのだ。それくらい凝縮されているので見応えが半端ない。堀北真希演ずる野ブタは、根暗のイケてない典型的ないじめられっ子、ひょんな事から学年1人気者だが器用に自分を演じ分け素の自分を見せない亀梨くんと、クラスから浮いてる存在のおバカキャラ山Pが野ブタを人気者にプロデュースするという話です。・・・・話の中に、忌野清志郎が古本屋のオヤジとして出て来るんだけど、美男美女しか入れないとか〇〇禁止とか沢山規定があって、選ばれた者しか入れないおかしなお店の店主をやってます。亀梨君は美男?だから当然入れて、野ブタを頭を使って入れるようにしちゃう。それがいじめっ子には面白くなくっていじめはエスカレートし、追いかけられてこの店に逃げ込むんです。その時野ブタは、どこに行っても自分の居場所がなかったのにホッとできる場所に初めて気付きます。野ブタが言った言葉「ここは、異空間だ」、それに対して忌野清志郎は「これが私の世界です。自分で作った」と言います。とっても深い。他人に何と言われ様が自分にとって清らかでいられる空間を作る。差別することで冷たい人と思われるかもしれないけど、自分が認めた人しかその聖域には入れない。そういう生き方もいいかもしれないと思ってしまう。他にも夏木まりもいい味だしている。秋の夜長、お暇な人はご覧下さいね〜。
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by harico_couture | 2013-09-06 14:43 | 着物リメイク・コート

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