2014年 06月 24日
着物リメイク・銘仙のジャンバースカート
haricoのひとりごと・・・『思いやりとお節介』お客様と「優しさ」について語ってました。以前ブログで「優しさ」とは本人が「自分は優しい」と自覚して行動すると「優しさ」ではなくなる、不思議なもの、と書いた事があります。今度は「思いやり」や「お節介」の話。一見真逆に見えることですが、その行動の内容は一緒です。例えば電車で席に座っていたとして、少し離れたところに自分が判断して「ご老人」がいるとします。席を立ち席をその「ご老人」に譲る行動、一般的に「思いやり」に思えますが、その「ご老人」が「老人よばわりするな」など不快な思いをされた場合「お節介」に早変わりしてしまいます。「思いやり」は相手がして欲しいと思っていることを、見返りなくする行為と思いますが、私達は相手の心を細かく読むことが出来ません。その「ズレ」のようなところに、「エゴ」が存在し押しつけへと変容し「お節介」への運びとなります。しかし「お節介」を否定しているのではありません。その時その瞬間に相手に「お節介」と判断させても、時間をかけていくうちに今度はその「お節介」が「思いやり」にと変化していくこともあるからです。「あの時、ああ言われて嫌だったけど、その後あなたのあの言葉に助けられた」ということも。いづれにせよ、その行動に本人の信念が反映されます。自覚をもった言葉使いと行動を軸にし、その反動との落差を分析すると「エゴ」が浮き出てきます。
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