着物リメイク・帯で作ったバッグ

前回の紗のお客様のご注文で帯でバッグを作らせていただきました。とっても素敵な帯、両脇にむら染めの生地を使って額のようにしました。
帯が引き立ちます。たくさん入るのでお仕事に使われるそうです。底には本革を使ってます。マチの部分には細いポケットがあるので、日傘などを入れてもいいかな。

着物リメイク・帯で作ったバッグ_d0127925_00104519.jpg
着物リメイク・帯で作ったバッグ_d0127925_00102819.jpg
裏には大きなファスナー付きポケットがついてます。
着物リメイク・帯で作ったバッグ_d0127925_00101105.jpg
haricoのひとりごと・・・プロフェッショナル・仕事の流儀で瀬戸内海の島に住む、時計職人さんがクローズアップされてました。小学生から手先が器用なのを見込まれ職人に混じって働いていたそうです。時代は徐々に使い捨て文化へと移行し、手巻きからクオーツへ。仕事は減り生計をたてるのがやっと。「腕があっても、仕事がない」そんな不穏な中プロ意識を捨てずに時代を待つ・・・・新しい物が普通になると、古いモノの良さが際立ってくる・・・・これは着物にも言えること。思い出の詰まったおじいさんの古時計のように、身体と一体化した壊れた時計が、次々に瀬戸内海の時計職人さんのお店に集まってくる。息を吹き返し、鼓動がトキトキと刻み出す。職人はまるで無心で、神業のような細かい仕事を奏でるように作業する。ある時錆びた時計がやってくる。手紙には「動かなかったら破棄してよい」とある。破棄というコトバにネガティブさを感じるが、お客様に深意を確かめる。ご病気と闘っている、時計が動かなくなった日にご自分も脳卒中で倒れた。シンクロ状態だ。「この時計が直ったら、俺も直るかもしれない」そんな深意を背負い、職人は時計と向き合う。内部まで錆が入り難しい修理が続く・・・細いゼンマイを調整し、願いを込めてネジを巻く。・・・・「動いた!!」そこでスガシカオのテーマ曲。もう号泣です。笑。私も、似たようなお仕事。もっと真剣に着物と向き合いたいと思いました。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物リメイクへ
にほんブログ村ランキングに参加しています。クリックして頂けると嬉しいです!
by harico_couture | 2015-06-23 00:32 | bag・小物

haricoのつぶやき


by harico couture(ハリコ・クチュール)