2016年 03月 12日
着物りメイク・マーメイドラインのジャケット



haricoのひとりごと・・・BSスペシャル『ジャック・アタリが語る混迷ヨーロッパはどうなるか?』テレビで見るまでジャック・アタリ氏を知りませんでした。しかしインタビューを聞いているうちに「この人、凄い!」と惹きこまれていきました。アタリ氏はフランスの経済学者です。ソ連崩壊・金融バブル・テロ・インターネットによる世界の変化を未来予想し当ててきました。2060年までを予想しているそうです。そんな方に2016年、どうなるのかのインタビューでした。質問はEUから始まり、イスラム・ロシア・・・アメリカ、そして最後には日本での締めくくりで見応えがありました。ここでは詳しく書けませんが私が感銘したのはアタリ氏の寛容かつ冷静な推測と在り方の提示です。例えばイスラムにも近くEU諸国にも近いトルコ、どう向き合うのか?と質問したところ「ずっと前ならば、積極的にEU加盟を進めるが、今はそうしないほうがいい。」ではトルコが加盟したいと表明したら?と言うと「そのときは(突っぱねるのではなく)加盟することを考えなければならない。」という。その真意は「孤立させてはならない」とい優しさからきていた。ロシアに対しても敵意するのではなく、「あなたを私たちは必要としている」という姿勢を見せるのだ、という。
このところ世界は複雑化し、解決方法が見当たらなくなってきた。2人称の考え方ではなく、3人称の考え方に地球人はシフトする時がきている。アタリ氏に「これからのアジアはどうしたらいいのか?」という質問に対し「真の平和を築いて欲しい。かつてのフランスとドイツが敵同士だったように、今では同盟を組んでいる。(だから、できるのだよ!)」との答えだった。ヨーロッパは驚くことなかれ、共通の歴史の教科書だそうだ。いつかはアジアもそうなれるのだろうか?真の平和の意味を、まだアジア人は知らない。先人のヨーロッパの人々に学ぶを乞う時なのかもしれないと思いました。

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