2016年 05月 02日
着物リメイク・ジャケットandパンツ



haricoのひとりごと・・・『父のラブコール』昔から父とのコミュニケーションが取れませんでした。キャッチボールをしても上手く取れない私にがっかりしたり、キャンプに行って野菜を切るまな板代わりに飼っていたセキセイインコの巣箱を父が持ってきて母が激怒したり、遠足用のお菓子を父が夜食べてしまって大泣きしたり、友達が飼っていた犬が死んだので残ったドックフードを食卓に置いておいたら父が食べてしまって怒られたり・・・・・そうです、父が娘とのコミュニケーションが苦手な人だったんです。
しかし大人になると、父の深い愛情を感じることができるようになりました。実は優しい人だったんです。優しさは、受けた人間が受け取る感情です。今まで優しいわかりやすい言葉や行動だけが、優しさだと思い込んでいた私は気が着かずに大人になってました。子供ができてやっと親の立場に立った時、父の行動を私は同じことができるのだろうか?と。そんな親不孝な娘故に仕事に没頭し、全く電話をしません。そんな時に父から電話がかかってきます。それは「元気か〜?」ではなく、「悪いがFAXを流してくれ。調子がわるいみたいなんだ」・・・・なのです。何度かくるそのFAXの催促、意味も分からず、意味のないコピー紙を送ってました。「これはなんなんだろう・・・?」とは思いつつ「声を聞きたかった」といった発想には辿り付きませんでした。それがついこの間、神戸からフェリーに乗り両親で韓国に旅行に行く際、船の上から父から電話があった。その時も「あ、今ね、船の上からなんだけど、携帯で繋がるか試してみた」という内容だった。今までの通信具合の確認一連は電話をかける口実だったのだと、またしても遅れて愛情と認識。
また、そんな電話が掛かってきても私はまた素知らぬふりでFAXを流すのだろう、父からのラブコールと知りながら。。。。笑

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