男物の大島のお着物を変わり襟のコートにお仕立てしました。実はこの型、お客様のお気に入りのコートのそっくりさん。
元の素材はウールなので出来上がりは全然違うけれど、やっぱり好きなデザインに落ち着きます。それって流行に惑わされず貫いた、無意識の独自の美意識みたいなものだと思います。そんな美意識もわかりつつ流行をプラス出来ると、上級コースなのかも。。。私は未だ未だ自分探ししているアラフィフですが・・・ははは。

前のボタンを外すと、違った印象になります。
背中もよく見ると4枚はぎ。すっきり見えますね。
なんと裏地は、羽裏を使いました。大胆な柄です。脱いだらびっくりポン。

haricoのひとりごと・・・『母目線の映画』見た年齢によって全く違って見えるのが映画の醍醐味。(余談ですがアニメ・アルプスの少女ハイジを今見ると、ハイジが可哀想で見れない自分に驚きます)この間「おおかみこどもの雨と雪」の再放送を見ました。成長する子供達を見守る母に感情移入しすぎて大泣き、DVDを持ってるのにだ。「6才のボクが、大人になるまで。」はリアルタイムで6才の主人公の男の子が18才までの12年間を追った、映画。当然彼を取り巻く家族も12年間の変化を綴っている。何も取り柄がない若い母が大学に行き勉強し大学の教授にまでなる。その母の男関係の波乱万丈な運命に主人公は振り回される。子供の運命は親と切り離すことができない、それが「子供」と「大人」の境界線なのだ...。この映画も親目線で見てしまう。どちらも同じようなシーンがある。「おおかみ・・」では嵐が去った後に母がおおかみの息子と別れるシーン、「6才のボク・・」は主人公が18才になって家を出で行くシーン、どちらの母親も濃密な親子関係を過ごしてきたのにも関わらず同じ台詞「まだ、何も(息子に)していない」と言い泣くのだ。季節は今、4月。来年の今頃、私も同じ立場になる。子育て終了のベルが鳴るまでのカウントダウン、1日1日噛み締めて味わっていきたいです!

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