裏表の色がてれこになってる、つまりはリバーシブルな生地。こんな生地は裏にした生地も楽しみにしちゃう利点あり。おまけに玉虫かかっていて綺麗。。。。そんな特性を活かして衿がフラットなコートをお仕立てしました!今年も引き続き薄手のロングカーデが人気です。スラリと見えて、クーラーでの冷えにも対処できる。なかなか、できるアイテムなんです。
少し見えてる、裏生地は赤。
裏地無しなので、ふわっと1枚布を纏ってる感じ。
玉虫色が光の当たり方で、違って見えます。綺麗!
haricoのひとりごと・・・『覚悟』受験生のカイト、自分の人生に向き合う覚悟が出来ずにいた。やらなきゃなら無いことは分かっている。それが大き過ぎてどこから始めるのか分からず、自分のことなのに他人事で見て見ぬふり。今まで崖っ淵でも「覚悟」が出来ず自分の持ってる「可能性」も出し惜しみ、結果「劣等感」「焦燥感」にいつも苛まれてる。そんなカイトにイラつく私。
建築科の推薦課題に「デッサン」があるらしい。美術は高校としては余り力になってくれない。懇談会でも家で練習し、お金が掛かるから(美術の)塾には行かなくてもいいとまで言われた。私には納得いかず、近所の絵画教室に問い合わせた。すると「今からなんて遅すぎる!今すぐ来て」と先生に言われ、その足でカイトと塾に向かった。
カイトは「覚悟」までに時間が掛かる、ましてや人に無理やりさせられての覚悟なんて嫌に決まってる。先生と話す間、ブスッとして態度が悪かった。しかし、やらなければならないことは分かっている。その日の夕方から、デッサンに通うことになった。生意気な態度からのデッサン、これから自意識の尊厳を守る為には、先生に見込みのある画力を見せなくてはならなくなる。いままで、彼は「出し惜しみ」で絵を描いてきた。確かに普通の人よりは少し上手いのだが、出し切ったエネルギーは感じられない。それが私には残念でならなかった。・・・描いてきた絵に出し切った自分の実力に落胆し、4つに画用紙を折りたたんで帰ってきたカイト、しかし私はその絵を見て初めてエネルギーを感じた、嬉しかった。その旨を伝えると彼の顔が明るくなった。次の日も次の日もデッサン教室に向かい、どんどん上手くなり先生にも「すごいな」と褒められた。それから、彼は少し変わった。逃げなくなった。「覚悟」ができたのかもしれない。
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