元旦、友達と初詣とカラオケで一晩明かしたハルカイは昼近くに寝ぼけ眼で起きてきた。雑煮を口に含もうとした瞬間慌てた様子でハルトが「ちょ、ちょっと待って!!」と部屋に何かを取りに行った。「あ。これ、先生がみんなで作ろうって言ってさ」と取り出したモノは以外にも「割り箸」でした。私は先生の意を読み取る間、雑煮を食べ続けた。ハルトの学校は農業高校というともあって、クラスの半分は家を出る。一人暮らし生活のサポートとして、男子の料理教室まで行ってくれる。ひょっとしたらこの正月が特別な意味を持つことになるかもしれない。そんな彼らは自分のことを考えるのが精一杯で、感謝の意など示さないだろう・・・先生は先手をうって、彼らの意をこの箸に込めさせてお正月家族での食事の際、使うように促したのだろう。。。。「先生、やるな〜」と、先生の教えに心から我が子をお任せして良かったと思った。以前、先生がハルトにかけた言葉に「お前は成績表で評価されないところが、優れている」とあった。その言葉は親の私からしたら大変な褒め言葉。あと少しの高校生活、先生の教えを無駄なく摂取してほしい。

にほんブログ村ランキングに参加しています。クリックして頂けると嬉しいです!