働くのが大好きなお客様、掛け持ちで何件もお仕事をされている。生き生きと話す言葉の端々から、ポジティブなエネルギーが放出される。少々怠け者の私ですが、仕事は大好き、お話してると元気になる。前回もご注文いただきましたが、今回は夏の帯でベストとショルダーバッグを作りました。初めてのタイプの帯でしたが、透けてるのに硬い。なかなかベストに向かない素材でしたがなんとか形にしました。
haricoのひとりごと・・・今日、徹子の部屋のゲストは指揮者の佐渡 裕さんでした。世界的に有名なのに、筆箱のような指揮棒を入れるケースに、恩師の棒や、ファンの子供からもらった手作りの棒や「パパ」と書いてある折り紙みたいなものまで入っていて、これまた世界的に有名な建築士・安藤忠雄に設計してもらった自宅の勉強部屋は3畳の狭さに壁までなんとおもちゃがところ狭しとある。それだけで、子供のような優しさと想像力を持った方なのでは?と指揮棒を振る姿とのギャップに笑みがこぼれた。そして一番感動したのは、おじい様の話。退院して何が食べたい?と聞くと「伊勢海老とソーダー(ジュース)」と言い、食した後亡くなったそうです。おじい様にとって美味しさとは伊勢海老もソーダーも変わらない。自分の音楽に対する思いも、ベートーベンにしても縦笛にしても違わず好き、と。私もつい先日同じことを話していた。私の腕を見込んで大きな衣装も小さな雑貨のご依頼も、見込んでくれるリスペクトな気持ちは同じく伝わって、それに応えたい・・なんてね。
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