久しぶりにいい映画を見た。芸術的でメランコリック、繊細でドラマティック、しかも社会性も感じれて、非の打ち所がない完璧な映画って思ってしまうほど・・・・。舞台はちょうど私が生まれた1970年から1年間のメキシコの話。上流階級が住むローマ地区、主人公は先住民族のクレオ、家政婦。夫婦・おばあちゃん子供が4人もいる大家族を2人の家政婦が切り盛りし、朝から晩まで働いているのだが、そこには悲壮感はないです。子供の世話も食事、洗濯も楽しそうに家政婦仲間とも休日遊びに出かけたり。しかしこの1年間は、家族にもクレオにも悲しい出来事が起こるのですが、それを乗り越えていく様が実に感動的。格差社会ながらもそこで咲く花はどんな花でも、美しく咲けると、静かに力強く物語ってます。最近「人種差別」をテーマにした映画がたくさん上映されてきましたが、ネガティヴだけをフォーカスしてない、監督自身の自伝的経験から人種や格差社会を超えた目線で描く世界に言葉が出ないほど美しい。「美しい」という表現は適切ではないかもしれないけど、パノラマで見るモノクロのコントラスト、生活音の響き、ロングショットでとらえる舞台のようなインテリアや街中や風景・・・・全てにセンスを感じます。そして1つ1つの意味付けにも感服。。。。。この映画の話をしたら、止まらないでしょう。Netflixで見れます!!できれば、大きな綺麗に映るテレビでご覧になって下さい!!

いつもご覧になって頂いてありがとうございます😊💕ポチッと押して頂けると励みになります❤️ にほんブログ村にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログにほんブログ村にほんブログ村 にほんブログ村