カテゴリ:本・映画( 61 )

1961年に公開された映画『去年、マリエンバートで』、シャネルが衣装担当をしたと言うことを聞きを見てきました。この映画は、とても難解で「寝てしまう映画」として知られているそうだ。身構えして望んだが、私には合っていた。
しつこく繰り返される台詞とシチュエーション、その呪文のような手法に観客はラビリンスに迷い込み、これは何なのか?なんの意味があるのか?を探し出そうとするが、疲れてしまう・・・・
私なりの見解は、魂が何度も輪廻転生し続け、男女の三角関係を表したものなんじゃないかと・・・
しかしウィキペディアで調べると更に驚く!!黒澤明に触発されて、芥川龍之介の「藪の中」を下敷きにして脚本は作られたよう、登場人物別の主観から4部作からなり、それをダイヤグラムになぞられて時間軸を複雑にする。そう!!感覚的に作ったのではなく、精密に数学的に作られたのだ。監督曰く「非常に緻密に計算された作品で曖昧さのかけらもない作品になった」と言っている。ただ、そのラビリンスを出るには、シャネルの衣装が鍵になってるらしい。。。。
 家に帰ってこの映画を調べまくっていると、遂にはYouTubeさんから「1961年の映画」のオススメがどんどん来る。その中に、小津安二郎などの古い映画がたくさんあり、また片っ端から見た。いや〜〜〜〜すごく、良かった。(この話はまた今度ゆっくり)。
そんな感動を、ご近所の素敵な80代のご婦人と話していた。そしたら「ハリコさんヌーベルバーグの時代の映画は本当によかったのよ!!」と仰るではないですか!!私が「ヌーベルバーグ」と言っても通じないかも..と引っ込めたのが恥ずかしい。当時を満喫して生きてきたのか!!と思うと神々しく思えた次第です。嗚呼、こんな魂が震えるような映画の繋がり、本当に有難い!!
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by harico_couture | 2019-11-17 12:43 | 本・映画 | Comments(0)
久しぶりにいい映画を見た。芸術的でメランコリック、繊細でドラマティック、しかも社会性も感じれて、非の打ち所がない完璧な映画って思ってしまうほど・・・・。舞台はちょうど私が生まれた1970年から1年間のメキシコの話。上流階級が住むローマ地区、主人公は先住民族のクレオ、家政婦。夫婦・おばあちゃん子供が4人もいる大家族を2人の家政婦が切り盛りし、朝から晩まで働いているのだが、そこには悲壮感はないです。子供の世話も食事、洗濯も楽しそうに家政婦仲間とも休日遊びに出かけたり。しかしこの1年間は、家族にもクレオにも悲しい出来事が起こるのですが、それを乗り越えていく様が実に感動的。格差社会ながらもそこで咲く花はどんな花でも、美しく咲けると、静かに力強く物語ってます。最近「人種差別」をテーマにした映画がたくさん上映されてきましたが、ネガティヴだけをフォーカスしてない、監督自身の自伝的経験から人種や格差社会を超えた目線で描く世界に言葉が出ないほど美しい。「美しい」という表現は適切ではないかもしれないけど、パノラマで見るモノクロのコントラスト、生活音の響き、ロングショットでとらえる舞台のようなインテリアや街中や風景・・・・全てにセンスを感じます。そして1つ1つの意味付けにも感服。。。。。この映画の話をしたら、止まらないでしょう。Netflixで見れます!!できれば、大きな綺麗に映るテレビでご覧になって下さい!!
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by harico_couture | 2019-10-02 14:14 | 本・映画 | Comments(0)
クリムト展に行って来ました!クリムトに初めて会ったのは、高校生の頃。代表作「接吻」を見たときに、ゾワっとしました。それは直接的なエロスの表現の構図と金と彩ったパッチワークのような配色に、見てはいけないようなでも見たいそんな感覚。私が初めて買った絵も、レプリカですがこの「接吻」でした。今回展覧会に行って気が付いたのですが、クリムトはジャポニズムに憧れて、日本の技法を取り入れていたのは知ってたのですが、その彩ったパッチワークみたいな装飾は、「着物」がヒントだそうです。時代は100年ほどズレていますが、同じものに興味を持っていたのか、と思うと感慨深い。高校生の時は全く興味がなかった「着物」がこんなにも私の人生を彩ってくれたかと思うと、クリムトの「接吻」は私にとっての道標だったんだ。
クリムトは早いうちに売れっ子になったのだが、仕事に追われてストレスが溜まると大好きな湖畔へ出掛けたらしいです。そこでは官能的な肖像画を封印し、心が澄む風景画を描いていました。その絵は今回はなかったが、前に見たとき、あまりの美しさと儚げで吸い込まれた。誰に頼まれたのではなく、自分に正直な絵。。。。。私もそんな場所が欲しい。
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昔、カイトにクリムトを勧めたが「好みじゃない」と言われた。
騙して連れてったら「俺、クリムト大好き!!」
大学の講義で映画「黄金のアデーレ」を見てから好きになったらしい。
早く、言ってよ!!
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by harico_couture | 2019-09-19 23:15 | 本・映画 | Comments(0)
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haricoのひとりごと・・・『天気の子とライ麦畑でつかまえて』みんなが好きなものは、興味がなくなる私。出遅れて天気の子をやっと観に行った。しかしその間、下調べとやらに余念がなく、それが逆に観てから尚、反芻し美味しく戴けた。表面的には新海監督お得意のboy meets girl ➕ファンタジーと風景の喜怒哀楽、今回は「雨」。上手いのが「天気による人間の心理」を突いたとこ。雨が滅多に降らない国(テレビで見たけど、その国では野外本屋ってのもある)、いつも曇ってる国ってのも実際にはある。四季折々、情緒ある日本は天気に敏感な人種なのかもしれない。主人公は天気を操れる女の子と家出してきた男の子。天気を操ることで歪みが出て、東京の空はずっと雨が続くことになり大変なことになっていく・・・コロコロ天気が変わる8月の天気と、この映画は実にリンクしていて見るなら今!なのだろう、そこにも標準を合わせる技、あっぱれと思った。
隠されたセカンドストーリーは「ライ麦畑でつかまえて」だと思う。主人公の男の子が家出した時に持っていた本が、その本だ。今年、著者サリンジャーの生誕100周年になる。話題にもなっていたので気になってはいた。調べると意外なことが分かってきた。ジョンレノンやケネディー暗殺者、他にも犯罪を犯した者でこの本を愛読していた事実がある。煮え切らない大人へのシフトができない若者に、フィットする作品なのか。ライ麦・・・の主人公は、天気の子の男の子と同じ年頃、子供から大人への成長期。大人への失望と反抗を持ちつつも、大人への憧れもある。「ライ麦畑でつかまえて」の意味は、ライ麦畑は背が高く、子供がそこで夢中になって遊んでいると、その先は崖で落ちてしまうかもしれない。だから落ちそうなときはぎゅっと(大人が)捕まえて、という意味だそうだ。主人公のホールデンは、捕まえて欲しいのではなくって、自分は捕まえてあげる人になりたいと思ってるのです(なので、題名は間違った訳という人もいるそう)。
天気の子はこの話が実はベースになってる気がする。危なげな子供達(主人公)を見守る大人達が、どうキャッチャー イン ザ ライするのか?兎にも角にも恋から愛に変わって、それが全てになり、何も見えなくなり、走り続ける姿は、一瞬のキラメキ。それを大画面で観れるってのは、いいもんだ!!

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by harico_couture | 2019-08-26 14:19 | 本・映画 | Comments(0)
絵を描くのが大好きなカイトが行こうと言った映画、21時45分から始まるレイトショーを観に行った。
オープニングから圧巻!絵から出るエネルギー、まるで全てが生きてる様な生命力を感じる。陸の世界の主人公をはじめとした心が離れてる分離感、海の世界では言葉なくともダイレクトに伝わる融合した世界観、ジュゴンに育てられた少年との出会いによって、全てが『繋がってる』と気付いていくお話。哲学的に見たら哲学的、五感を使ってスピリチュアルな世界にどっぷりハマってもいい。ただただ、映像から伝わる作品愛とでも言おうか、「描き切ってみせる!」とばかりにほとばしる熱量に感動で涙が止まらなくなる。
映画の途中でウミガメの腕の節に突き刺さったプラスチックの破片や袋を抜くテレビの映像を思い出した。7(海):3(陸)の割合の地球、とうとう海にまでプラスチックのゴミを埋めようとしている。この映画の様に海の世界の言わなくても『繋がってる』を感じれるなら、海の苦しみも分かったはずだろう。チクチクと刺さる気持ちを抑えつつ映画館を出ると、真っ赤な1日遅れの満月が迎えてくれた。映画を見たからか、満月とも映画に誘ってくれたカイトとも『繋がってる』感覚がいつもより深く思えた。
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by harico_couture | 2019-06-22 23:04 | 本・映画 | Comments(0)
予告を見た時、ラザロが「ハルトだ!」と思いハルト見たさに行った映画です。
聖書をモチーフにしたこの映画は、1980年代にイタリアで実際にあった詐欺事件を盛り混んでありリアリティーもあるのですが先入観なしに見ると、一体この時代設定はいつなんだろう???とラザロの存在を際立てて不思議な感覚に誘われます。ラザロは両親も知らず、あるコミュニティの農夫として大家族の中で暮らしています。ラザロの存在は、一番の働き者であって1番低い身分として扱われていますが、当の本人は誰かに与えることを惜しまない。そんな中、ラザロたちを搾取した側が捕まり農民たちは解放され町に住みだすのだが、ラザロだけ時空を越えて後から皆を追う。自由はないが大自然に囲まれ仲間と汗を流しながらの労働する村の生活と、人を騙しお金をふんだくるしか稼げない町の生活の対比。奪い取った食事はポテトチップスだったりする、そこでラザロが玄関先に生えている雑草が食べれることを告げます。人々は「俺たちの周りにこんなにも宝があったとはな!」と感激。カメラはグンと引いて、ゴミだらけの道沿いを映すのだがラザロの言った雑草も映る。ゴミと雑草の対比もまた鮮烈だ。この映画ゆったりとカメラを回し、風景もまた美しい。昔見たフェリーニの『道』を彷彿させる。昨今では珍しい上質でクラシックな映画。チクっと刺す棘のようなモノと汚れのない美しいモノが混在するかのようだ。上半期No.1になりそうです!
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by harico_couture | 2019-05-19 23:13 | 本・映画 | Comments(0)
マックイーンは、彗星の如く現れた天才デザイナー。ずば抜けたデザインとコンセプトに、世界は大絶賛し酔いしれた。圧倒的な眩しい頂点に駆け足で登りつめた彼に、こんなにも「闇」があったとは、この映画を見るまでは思いもよらなかった。彼の生い立ちは、ロンドンの労働階級の環境で育ち、16歳で学校を辞め何をしていいのか分からず悶々としていたと言うのだ。親の勧めで仕立て屋で働き出してから、彼の人生はファッションで染まっていく。ぽっちゃりとして、Tシャツにジーパンといった飾らないスタイルの彼から、どうして彼がデザインしたジバンシーのドレスがものすごく華麗で、繊細な手仕事なのか・・・映像の何処かに謎が解ける『鍵」があるのではないかと探したが、分からなかった。それくらい、彼の頭にはいろんなイメージが宝の如く埋まっていて、それを発掘してはカタチにしていける技術があったということだ。そんな唯一無にの魂を、葬ってしまったのは『孤独』という悪魔が取り憑いたから。先日放映したNHK『ヨウジヤマモト〜時空を超える黒〜」で、ヨウジヤマモトが「時代の半歩先を行く、2歩行くと変人扱いになる」と言ったのが印象に残る。1980年ごろパリで一世風靡したヨウジヤマモト、しかし始めはボロボロの穴だれけの服を発表し、酷評された。マックイーンも、時代を行き過ぎだと酷評され続けた。・・・・今、振り返ってYouTubeでマックイーンのコレクションを見ると、すざましいエネルギーを感じる。イギリスならではのパンクな精神とでも言うのか。でも彼の作品はパンクファッションとは対照的な、洗練された研ぎ澄まされた美しさ。ヨウジヤマモトは75歳、長くファッション界で生き抜くには相当なメンタルが必要だ。短く太く、その時に全ての光を集めるのもマックイーンしかできなかったことかもしれないが、悔やまれる。ただのドキュメント映画じゃない、多くの人に見てもらいたいな。
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by harico_couture | 2019-05-15 12:57 | 本・映画 | Comments(3)
夜中、BSプレミアム『世界で1番標高の高い街〜ボリビア・エルアルト』を見ていた。標高4000メーター以上ある所に位置する大きな街・エルアルト、富士山より高く、朝晩は氷点下、日中は半袖で生活できるくらい暑くなる場所だ。雨はほとんど降らずだが雪解け水が生活を支えている。カメラはそこで「チョリータ」という民族衣装を仕立てている一人の女性に迫った。チョリータとは、先住民の女性を指す。その衣装は可愛く💕山高帽の小さなシルクハットのような帽子を被り、髪型は長い三つ編み、そしてボリュームたっぷりのスカートを履いている。その女性は、スカートを仕立てている縫い子さんだ。ずっと変わらない生地で作っていると思いきや、流行の生地を探して作るんだとか。オパールやレースの透けた生地だったり、カラフルな生地、プリントもシックなものから大きな花柄まで色々あるのだ。スカートの分量も聞いて驚いた。何と6メーター!!ウェスト部分はその6メーターをギュッと縮めるもんだから、手縫で恐ろしく細かく縫われている。インタビューで「何故この仕事に就いたの?」との質問に「子供と一緒に家にいれるから」と返答していた。一緒に見ていたパパが「このセリフ、同じこと言ってたよね。ハリコと一緒だね」と言われた。所違えど、同じ境遇だ。楽しそうにスカートを縫う姿、家族の輪にミシンは一緒に存在していた。そして私よりも良い(高い)ミシンを使っていた(笑)!
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by harico_couture | 2019-02-15 14:58 | 本・映画 | Comments(0)
大袈裟に言ったら、私は1日1本映画を見ています。ネットで見れる配信型や、テレビで放送される映画チャンネル、とってもお気軽に見れる。レンタルショップで選ぶのはその時のメンタルや、その後の時間の束縛など考えすぎて選べない。しかも折角借りてきたのに見なかったという罪悪感も生まれたりする。そんなこんなで毎日何の気構えもなく映画を見る。そんな日常から映画の世界に引き込まれる瞬間が大好き、気が付いたら映画のスクリーンの隅々まで堪能したくなっている。登場人物の発する言葉や仕草、インテリアや風景、時代背景など、映画に力があるとグワ〜っと脳みそとハートが動くのが分かります。
今回見た映画は『追想』。「6時間だけの結婚」がキッチコピー。見る前、そのキャッチコピーから「時代のせいで無理矢理引き裂かれた悲劇の話?」と想像していたが、違っていた。それよりももっと個人的な誰にでもありそうな若気の至り。だからこそ、美しい背景と重なって忘れられない情感が心に傷とともにレコーディングされる。画に力がある、イギリスの1960〜2000年代までの時代背景を駆け抜ける様を風のように感じられる映画。そう考えると結婚6時間という短い時間の出来事が、二人の人生をずっと老いてまで心を縛り続けることを描いたとも言える。・・・・それを追想というのか。
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by harico_couture | 2019-01-30 10:44 | 本・映画 | Comments(0)
今年初めての映画は『アリー!』になりました。予告からレディ=ガガの歌声に泣かされていたので、ハンカチ片手に馳せ参じました・・・・が、しかし実話ボヘミアン ラプソディの冷めないまま、実話ではないアリーはガガに見えてしまって映画に陶酔できずに帰って来てしまった。ただ、ブラッドリー=クーパーの演技は素晴らしく時間が立つに連れ、彼の心内に入ってからは今でも心痛めて不意に泣けてくるくらいだ。商業的にレディ=ガガに脚光を当て過ぎて、もしかしたらダブルキャストとして観たほうがいい映画だと感じれたかもしれない。。。。(ここからネタバレ)そして、最近の風潮のフェミニストの観点で、男が女に見出されて女が男の優位に立つみたいなカテゴリーにすると、どんどんこの映画は違ってくると思う。ただただ純粋にブラッドリー=クーパー扮するジャクソンの恋に落ちた瞬間が、鮮烈に美しく誰にも触らせたくないくらいに彼にとって大切であったこと。でもその才能の美しさは、世間も欲しがりまたもっと輝いていく不条理。『嫉妬』という言葉は汚すぎて、ジャクソンにはそぐわない。映画『ブルーバレンタイン』彷彿させる一目惚れのまま女を愛するがあまり、現状が見えない男の性。皮肉にも彼が「元の君に戻った時に聞かせたい曲」が最後ラスト、彼が亡くなった後、アリーがステージで歌う。元の君は、出会った頃の「君」なのだ。
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by harico_couture | 2019-01-10 13:47 | 本・映画 | Comments(0)

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by harico couture(ハリコ・クチュール)