
haricoのひとりごと・・・『写真』私は写真に執着しない。旅行にも、持って行かなきゃって言う感覚があまりない。ブログを書いてるから、ネタにって思うけど、ホントの事言うと撮る「意味」が分かっていない。子供の成長も、皆の真似して撮ってる感じでした。しかし、この間テレビで、被災地のカメラ屋さんの事をやってました。もうそこまで津波が来ているのに、カメラのデータを命からがら取りに帰ったそうです。そしてこの度、写真集ができました。そのカメラ屋さんは、町にある普通のカメラ屋さん。時間があったら、町の人の何気ない表情や風景を撮っていた。そう、今は何も無くなってしまった風景ですが、写真の中にはそのままあるのです。3、11前に亡くなった旦那さんと見た桜並木、今では根刮ぎえぐられてしまった。心の中の映像よりも写真はくっきり、はっきり桜並木は残ってくれている。涙を流し喜んでいるおばあちゃんの姿を見て、写真の有り難さがよく分かった。もう1人、漁師だったおじさん、全て流され現実を受け入れられず、奥さんとの日課だった散歩にすら行かず、部屋にこもり泣いていた。しかし、この写真集に震災前魚編みを手に、万遍の笑みのおじさんの顔があった。なんとその1枚の写真で、おじさんは過去を受け入れてしまった。そして、明くる朝奥さんと散歩に行くのだ。
自衛隊が、泥まみれになった写真をかき集めるシーンが思い出された。記憶の断片を集める大切な作業だったのだ。記憶喪失になると、不安になる。認知症になっても不安になる。記憶というのは、「私」を保つ為の装置なのか。保つというより、支えてもらってるのかもしれない。




haricoのひとりごと・・・今日は何だか、お客様が集まる日だったみたい。haricoの面白いのは、色んなお客様が直ぐに仲良くなっちゃう。好きなコトだったり、感心がある事が似ているからかな、話題が全く途切れないの。私なんてお客様に背を向けてミシンを踏んでいたりする。私は聞き役で十分なんだ〜。世代の幅も広いのに、同じ話題。。。。これって不思議かもね。ホント楽しい。
今日、教室の生徒さんともお話していたけど、私は身体の調子が悪いときが多い(本人はそう思ってないけど・・)でも普段、パワフルに見えるもんだから心配されないの。現に起きるのも辛いくらいなのにお客様がいらっしゃると、笑顔になってしまう。っていうのも、お客様から元気のエネルギーが頂けてるからね。それくらい、私にとってお客様とお話するのは麻薬のような働きがあるのです。



haricoのひとりごと・・・朝日新聞のCM天気図(天野祐吾さん)のコラムをいつも楽しみに読ませて頂いています。CMを批評するコラムなんだけど、今回はアースミュージック&エコロジー(森ガール服メーカー)のCM。森ガールは森に居そうなナチュラルな女の子ってのがコンセプトなんだと思うけど、今回は力強く泥まみれな感じの宮崎あおいが「よく今度生まれ変わったらって言うけど、私は今度生まれ変わる予定はありません」ときっぱり言うのが印象的。あおいちゃんはあどけない少女顔を持ちながら女優魂があって、プライベートでも情熱的のギャップが見事にこのCMとマッチして、アンチ森ガールの私は嬉しくなってしまった。
話は変わるけど、私はオタク評論家の岡田斗司夫さんが好きなのである。彼のYou Tubeをくまなく見ている、私もオタクです。彼の高校時代「SF作家になりたい」とろくに執筆もせず勉強もせず、友達や彼女に公言していたそうです。大学は当然滑り、彼女は受かった。それでも、「大学なんて行かなくたって、作家になれる!」と言い続けてた彼に、彼女が「岡田君は、なりたいってそればっかりだね。私はやらなきゃいけないコトの方が多いの」と見下すでもなく静かに言ったそうです。その時に、なりたいってバッカリ言ってた自分を恥じ、それからは「なりたい」なんて言わないで、実行を優先したんだって。それから、なりたい自分があるとしたら、今、自分はレベルいくつなのか?メタ認知するのがいいらしい。レベル1、2でずっと止まってる人ってのは、そこが居心地がいい。なりたい自分になるってのは、結構しんどい事だからね。
私も、今度は生まれ変わる予定はないです。だって、しんどいもん。


haricoのひとりごと・・・昨日は、ビジネスコンサルタントの石原明さんのセミナーに行ってきました!!前回は先生の言ってる事が全く分からず、生徒さんは出来るビジネスマンばかりに見えて、場違いなところに来てしまったと思いましたが、今回は先生の言ってる事が分かって面白かったです。ビジネスの裏側っていうか、からくりっていうか、聞いていいのか、悪いのか?ギリギリなところを聞けて、うん、教科書って感じではなくって教科書に書いてない裏の参考書みたいな感じでしょうか。普段、仕事に追われて狭い部屋にいる私です。大きく動きまわって素晴らしい人とたくさんお仕事されてる先生は、中からドンドンコトバが湧き出て「これ、持ってって〜役に立つから!!」って感じで優しさが伝わってきます。ちょっと、ハマってきた私、来月も行きます!


haricoのひとりごと・・・『匂い』今日は、アロマテラピストのリカさんとお友達の千恵さんと、匂いの事で盛り上がりました。鼻は良くない私だけど、最近匂いが気になります。この間、「気配」やら「余韻」など人が去った時に残るイメージが当たってるという話をしましたが、匂いはあたかもそこにその人がいるような気持ちにさせる不思議な作用があります。リカさんにアロマの色んな匂いを嗅がせてもらったとき、私は「樹」のオイルの種類ばっかり選んでたの。お花系の女性らしいオイルは選ばないのよね。その時、色っぽいお客様が偶然居て、選んでもらったらやっぱり「ローズ」を選ぶんだなこれが。好きな香りはその人のパーソナルかもしれないね。そうそう、お客様の面白い話。。。。旦那様と結婚する前、職場で隣同士になったそう、そしたら旦那様の方から、「おひさま」のいい匂いがしてきたそう。それで、その匂いがたまらなく気になって好きになったのだそうです。彼女が調べたところ、おひさまの匂いがするのは、求愛か威嚇のときに出るフェロモンらしい。。。。あと、ダウニーの柔軟剤の匂いのこと。リカさんも千恵さんも化学物質の不自然な匂いに敏感、ダウニーは強いらしくってそれで過敏症になった人もいるらしい。見えない世界が好きな私は、今日はたくさん情報収集できました。ありがとう〜♡



haricoのひとりごと・・・生物学者の本川達雄さんの面白い記述がありました。先生はナマコや珊瑚など人間とは対極に生きる生物から現代社会を解いています。(この着眼点が好き!)ナマコは一日中ごろごろしてエネルギーを使わないように生きています。ナマコの時間と、せかせかした人間の時間は違うのではないかと考えたのが発端だったそうです。昔、「象の時間、蟻の時間」という本を読んだ事がありましたが、身体の大きさによって寿命は比例するとか。正確に言うと体重の4分の1乗にほぼ比例するようです。ところが、人間はこのところ医療技術、エネルギー技術の向上、特に食べる量は縄文人の40倍だそうです。これは時間がエネルギー消費に比例して速くなるとすれば現代の時間は縄文時代の40倍速くなってると意味する訳です。ずっと前から思っていたけど、最近の時間の速さはおかしい(気持ちが付いていけない)・・・気になってただけに、腑に落ちました。そしてヒト本来の心拍数15億回を数えるのは42歳。これは明治時代の日本人の平均寿命です。今年私は42歳になります。ここからは、自然を犠牲にした逆走なオマケの人生ってことでしょうか!?生かしてもらってる命なんですね・・・。

そして、もう3冊。中国の思想家ってたくさんいて、日本人にもたくさん影響を与えてます。勉強したいんだけど、難しくって続かない。でもね、この漫画なら大丈夫ですよ〜。スラスラ読めて、納得出来る。前から気になっていた老子、難しい本だったけど「何か、私この人好きだわ〜」って思ってて、今回漫画で読んだら「やっぱり好きだわ〜」と再確認できました。ハルカイも本を読むのは遅いんだけど、漫画を読むのは速い!!文字を読む点では同じだからね、これからは漫画でもいいからたくさん読ませよっと。



haricoのひとりごと・・・私のカラオケの18番、椎名林檎の『閃光少女』。詩の内容は、過去も未来も考えない、今を生きたいってことなんだけど、私の生き方そのもので歌ってて気持ちがいいの。「今」に集中するのには、暗くなるけど「死」を意識しているから。凄く一生懸命生きてる人には、やっぱり「死」の側面が表面化してる。それは、感情的に「死」というものを否定的に捉えるのではなくって「生」と「死」は表裏一体のような1つのものとして感じる様な。・・・40そこそこの私がこんな事言ってもなんの説得力もないので、この辺にしますが、輝いている人はこの辺をよ〜く理解されています。とくにお店にいらっしゃるご年配の方々は、毎日を大切に生きてたりします。私もお客様も「閃光少女」な場合、すごくその場は輝きます。だって「今」を一生の光にしようとしてるんだものね。